形は作り手の頭の中にあり、挽き鑿を使い形を削りだします。(右の写真)その挽き鑿は自分で鍛冶をし作っています。(下の写真)
従来屋久杉は、挽き物の材料としては全く顧みられず加工しにくい材料であった。初代、款亮の研究と努力により様々な問題を克服し初めてその価値を見出された。その後、1960年に独立し工房を開き屋久杉による挽き物の生産を始めた。
これが、屋久杉工芸の挽き物の始まりである。
1982年・・・勲7等青色桐葉章受章
原 秋夫 1903年〜1988年
初代 款亮
塗装は塗りと磨きを繰り返し最後に仕上げ塗りを施します。(下の写真はお盆の仕上げ塗り)
花入れ、お盆などの大きなものは木取り(製品に合わせて大まかにカットする)の後、粗削りと乾燥を繰り返し完成するまでには数ヶ月から数年掛かるものもあります。
1987年・・・鹿児島市工芸展技術賞受賞
1995年・・・鹿児島県屋久杉フェスタ鹿児島県議会議長賞受賞
1996年・・・鹿児島県屋久杉フェスタ鹿児島県知事賞受賞
1996年・・・鹿児島市工芸展優秀賞受賞
1997年・・・鹿児島県屋久杉フェスタ熊本営林局長賞受賞
1997年・・・全国伝統的工芸品コンクール入選 伝統的工芸品の推奨を受ける
1998年・・・第八回伝統工芸木竹展入選
1998年・・・優秀技能者として鹿児島県県知事表彰を受ける
2000年・・・卓越技能章(現代の名工)受章 労働大臣表章
2004年・・・黄綬褒章受章
原 匠 1932年〜
二代目 款亮